「人間関係が悪い」「夜勤が辛い……」「年収アップを狙っている」など、転職の理由は人それぞれですよね。
しかし、上手に転職をしないと、「失敗だった!」という転職になってしまうことも。
転職に失敗した人は、どのような失敗をしたのでしょうか。また、失敗を回避する対策はあるのでしょうか。
今回は、転職が失敗したと思う理由TOP3と、そこからわかる対策についてご紹介します。
転職の失敗TOP3
日本医療労働組合連合の調べによると、看護師の「仕事を辞めたい」と思う率は、「いつも思う」と「時々思う」を合わせて何と74.9%!それだけ多く転職を希望している人がいるというのは驚きですよね。
一方、本当に仕事を辞めて看護師として新しい職場を手に入れても「しまった」「失敗した」という残念な結果になった人もいます。看護師の転職では、一体どんなことを失敗と感じているのでしょうか。失敗の理由TOP3をご紹介します。
No.3 年収がダウン
- 年収アップを狙って転職をしたのに、夜勤が少なく、思った以上に稼げなかった
- 年収は上がったけれど、仕事の時間がかなり長くなった。時給に換算すると、むしろダウンだった。
- 高収入にひかれて転職したが、提示されていたのはノルマを達成した時の最大月収だった。むしろノルマを達成できなかったので、年収はダウンしていた。
No.2 人間関係が悪い
- 人間関係が悪くて転職したのに、新しい職場もキツい女性ばかりでギスギスしていた。
- 看護師の地位が低い病院に就職してしまった。しかも看護師は事務職を見下していて最悪の雰囲気。
- 退職者が多く、関係を築く前にどんどん人がいなくなる。自分も再転職するか検討中。
No.1 事前に聞いていた条件・契約と違う
- 面接の時に聞いていた内容と全然違った。口約束で証拠がないから文句も言いにくい。
- 求人票に空欄が多く、尋ねてもはっきりと答えてもらえなかった。実際就職してみたらブラックな環境だった。
- 契約書や就業規則に明記があるのに、休みが規定通りにとれない。休みが少なくて転職したので残念。
転職で失敗しないための秘訣は?
では、上記のような失敗をしないためには、どのような対策があるのでしょうか。
求人情報をうまく利用する
転職の際に見る求人情報には、実は注目すべき情報がたくさん。特に以下のようなところがポイントです。
- 何度も求人をしている病院は要注意!
→求人サイトやハローワークなどにいつも募集が出ているのは、何らかの理由で看護師が定着しない場合が多い。就職してもすぐに辞めなくてはならなくなったり、常に人手不足でハードワークを強いられたりという可能性もあります。常に人を募集しているような病院は、注意して情報収集しましょう。
- 条件がきちんと書かれていない求人情報は危険!
→勤務時間や給与、勤務環境や福利厚生など、働く上で必要な条件をきちんと明記していない求人はブラックな職場である可能性大です。もしどうしてもその病院で働いてみたいのならば、空白の部分についてはすべて面接などで事前に確認し、就業時には契約書を交わすようにしましょう。
自分の優先すべき条件に順序をつける
給料が良くて、勤務時間が短くて、休みがたくさんあって、人間関係もいい。そんな職場が見つかれば最高ですが、なかなかすべてが揃っている職場というのは見つけるのも難しいですよね。そこで行うべきなのが、自分が転職に対して一番何を優先したいのかを整理することです。
例えば、夜勤が辛いことが原因ならば、多少収入はダウンしても日勤のみの職場を探す。収入に不満があるのなら、勤務時間が長くなるけれど収入がアップする職場を探すなど。
自分の希望をしっかりと明確にしておけば、ミスマッチ転職を防ぐことができます。
転職支援サイトを活用する
看護師の転職には、美容外科求人ガイドのような転職サイトを活用するのがおすすめです。
転職の相談を受けるキャリアアドバイザーは、個人ではあまり知りえない病院情報をしっかりと持っており、その病院の雰囲気や条件も知り尽くしています。個人と病院間のマッチングはなかなか難しいですが、優先すべき条件をきちんと確認した上で紹介してくれるので、安心して転職活動ができます。
大切な転職で失敗したくないなら、プロの手を借りることも検討してみて下さい。
(参考:医労連)