美容クリニックは、給料が高い、勤務時間が短い、夜勤がない、命に直結する事案が少ないなどから、転職希望者が多い就職先のひとつです。
中でも残業が少ないクリニックは、勤務が楽、プライベート時間が充実するなどの理由で、就職を希望する人が多くいます。
残業も含めて、転職希望者は美容クリニックのどういった部分を重要視しているのでしょうか。美容クリニックの特徴も含めて、再確認してみましょう。
本当に残業がないのか
少ないクリニックが多いのは事実です。ですが、扱っている施術の種類によっては残業があるクリニックもあります。
例えば、オペを行っているクリニックの場合、GWや夏休みなど、長期の休みがあるシーズンは繁忙期となり、残業も増えます。プライベートを大切にしたい人は、そういった事情を踏まえ吟味しましょう。
勤務時間や休暇はどうなっているのか
営業時間によります。基本的には定時に終業できますが、クリニックによっては残業があり、長時間労働になるケースも。ただ、病棟勤務に比べると、はるかに短くて楽だという声がほとんどです。
休暇もクリニックによります。
週休2日に年1回の長期休暇というところもあれば、週1回休みがとれればいいというクリニックも。しかし、繁忙期以外は比較的休みが取りやすいクリニックが多いようです。
労働条件をきちんと確認して転職することが大切です。
夜勤があるクリニックもあるのか
夜勤があるクリニックは、少ないです。脱毛や皮膚のケア、プチ整形など、比較的軽い施術のみを行っているクリニックは、基本的に夜勤がありません。
しかし、豊胸や脂肪吸引など、全身麻酔を使うような手術のあるクリニックは、当直があります。ただし、病気やケガの患者と違い、健康な人が入院するため、他の病院よりもややゆとりある時間が過ごせます。
ノルマとは何か
美容クリニックは、エステティックサロンに近いところもあります。
そのため、クリニックによっては売り上げノルマを個人に課せられているところもあります。そのようなクリニックは、施術コースや化粧品の契約金額のノルマがありその達成によって、給料にプラスして報奨金がもらえます。
稼ぎたい人は、転職先としてこの個人ノルマがあることを重要視するようです。逆にノルマが苦手な人は、カウンセラーがいてノルマがないクリニックを選ぶことが多いようです。
結局、美容クリニックは、仕事が楽なのか
仕事内容が、施術やオペの介助がほとんど。一般的な看護業務はあまり必要ありません。そのため、看護に疲れた人が転職することもしばしばです。
ただ、繁忙期には同じ施術を何時間も行わなくてはならなかったり、美しさを求めて高額なお金を支払う人が多いので高い接客性を求められたりと、必ずしも楽だとは言い切れません。
入職してからしばらくは、新しいことを学ぶので大変だしたが、慣れてくると「楽しい」という話も良く耳にします。
向き不向きはもちろんありますが、ご自身の希望や条件に合ったクリニックを選ぶことが、転職成功の秘訣ではないでしょうか。