看護師の中には、Uターン・Iターンやパートナーの転勤などで、地方の美容クリニックへの転職を考えている人もいるのではないでしょうか。
しかし、都心のクリニックと比べて何か違いがあるのか、不安に思っているかもしれません。
地方と都心の美容クリニックにどんな違いがあるのか、調べてみました。
地方vs.都心、トコトン比較
地方のクリニックには地方の、都心のクリニックには都心の、それぞれよいところがあります。ジャンルごとに比較しながら、ご紹介します。
【美容クリニックの数】
美容外科クリニックの件数を比較すれば、もちろん多いのは都心です。
県庁所在地のような地方都市にはチェーン展開をしている大手クリニックの支店があったりしますが、ほとんどが個人で開業している小規模な美容クリニックです。
お客さんとの距離が近いので、アットホームな雰囲気のクリニックが多いでしょう。
一方、都心には、乱立と言ってもよいほどに美容クリニックがたくさんあります。
その中には大手のチェーン店もあれば、個人が開業しているクリニックもあり、ある意味で仕事は選び放題です。
自分に合ったクリニックを探すことも容易と言えます。
【求人数】
仕事を探す際の求人数は、美容クリニックの多い都心の方が、当然多くなっています。
条件が悪いと感じたり、自分に合わないと思ったりしたら、転職先も簡単に見つかるでしょう。
一方の地方は、仕事が都心よりも少ないのが実情です。
とはいえ、当然看護師の総数も少ないので、しっかり探せば理想の仕事が見つかるでしょう。
【患者さんの数】
地方は都心に比べて人口が少ないため、当然地方の美容クリニックは患者さんの数も少なくなっています。
仕事の数が都心より少ないので、経験値が上がるスピードがゆるやかです。
しかし、その分、一人ひとりの患者さんに丁寧に接することができ、接客スキルは向上します。
また、地方では医療従事者を上に見る傾向があるため、クレームが少ないというのも特徴です。
一方で患者さんが多い都心のメリットは、施術が多いので技術力がすぐに向上します。
来客数も多いので、ノルマがあるクリニックでも達成しやすくなります。
しかし、大勢の患者さんの施術をしなければならないので、同じ作業が続くとどうしても機械的になり、丁寧さも低下していきます。
【給料】
地方に比べると、都心の方が給料は高額のところが多いです。
看護師の平均給与を比較してみると、1位の京都、2位の神奈川、3位の東京が520万前後なのに比べ、47位の熊本、46位の宮崎は400万前後と、何と120万円もの差があります。
ただし、地方に比べれば確実に都心の方が、仕事がハードです。
繁忙期は拘束時間が長くなることもあり、地方の方が、プライベートが充実するかもしれません。
地方と都心、働くならどっち!?
それぞれの差は前記の通りですが、実際に働くとなったら、どんな人がどちらの地域に向いているのでしょうか。
【地方の美容クリニックに向いているのは、こんな人!】
地方の美容クリニックに向いている人は、以下のような人です。
①長期で安定して働きたい人
②家族との時間や自分のための時間を持ちたい人
③一人ひとりの患者さんにじっくり向き合いたい人
地方では、求人も都心よりは少なく、自分に合ったクリニックで腰を据えて働くのが向いています。
特にその地方に家族がいる人は、安定した職場として一生涯仕事を続けることもできます。また、患者数も都心よりは少ないので、ゆっくり丁寧に仕事をしたい人にぴったりです。
【都心の美容クリニックに向いているのは、こんな人!】
都心の美容クリニックに向いている人は、以下のような人です。
①たくさん稼ぎたい人
②スキルを向上させたい人
③自分に合うクリニックを気軽に探したい人
地方に比べると、都心の方が多く給料を稼げる可能性が高いです。自分の未来のための資金を貯めたい人は、地方よりも都心で働く方がはやく貯められます。また、施術件数が多いので、美容クリニックの看護師としてのスキルを上げたいなら、都心の方が向いています。
まとめ
地方と都心、向いているのはどちらでしたか?
両者にそれぞれの良さがありますので、どちらで働けば自分のより良い未来につながるかを検討してみてくださいね。
参照サイト
・高須クリニック公式HP|いい美容整形外科クリニックや名医を探すにはどうしたらいいのか?
・求人・転職よもやま話|看護師にとって地方と都市部の違い
・看護ノート-看護師長の備忘録-|看護師の全国平均年収を比較!給料は最高76万円の地域差があります