美容外科クリニックの施術の中でも、比較的大きな手術で件数が多いのが、脂肪吸引です。脂肪吸引とは、どんな施術でしょうか。また、脂肪吸引において看護師は、どのような仕事を行うのでしょうか。
脂肪吸引できる箇所
施術を受ければあっという間にスリムになれると、女性なら一度は憧れる脂肪吸引。どんな術法があるのでしょうか。また、どんなパーツの施術が受けられるのでしょうか。
脂肪吸引の施術方法
脂肪吸引が受けられる主なパーツは、二の腕、おなか、おしり、太もも、ふくらはぎの5カ所。つまり、体の中で脂肪がつきやすいほとんどの箇所で受けられます。
施術方法はどのクリニックでも、パーツによって変えています。例えば太ももなどの大きなパーツは、振動によって脂肪を遊離させて吸い取るベイザー脂肪吸引などの、大きな脂肪が一度に取れる施術を用います。
最近では、脂肪溶解注射(メソセラピー)やリポレーザーなど、メスを使わない、またはほとんど必要としない施術も増えており、脂肪吸引はますます人気が高まっています。
ふくらはぎは細くならない!?
ダイエットをすれば、体のほとんどのパーツは細くすることができるので、「自分が努力すれば脂肪吸引なんてしなくてもいいのでは?」と思われるかもしれません。ところが、体のパーツには、どんなに自分ががんばってもダイエットでは細くするパーツがいくつかあるのです。その筆頭が、ふくらはぎ。よく「ししゃも足」と言われる、ふくらはぎだけが太い人がいますよね。
実はふくらはぎは、ただ脂肪があるだけでなく、腓腹筋という筋肉が大きくて足が太く見える人が多いのです。そこで、カーフメイクというメスを使わない脂肪吸引を行うと、筋肉をボリュームダウンさせることができます。腓腹筋は元々、ふくらはぎのメイン筋肉である、ひらめ筋を補うための筋肉なので、働かなくなっても運動機能にほとんど影響はありません。腓腹筋の大きな人は、脂肪吸引の施術により、すらりとした美しい足を手に入れることができるのです。
脂肪吸引で看護師がおこなえること
では、脂肪吸引の施術において、看護師はどのような仕事をするのでしょうか。
看護師の仕事は、主に手術介助(OPE介助)
脂肪吸引は、血管や神経にも関わる手術です。そのため、施術は医師の手で全て行われます。
看護師の仕事は、主に医師の手術介助。手術に必要な器具や薬剤の準備、感染を防ぐための消毒、手術中の介助、術後の経過観察など、多岐に渡ります。
また、脂肪吸引はサポーターなどのむくみケアや、術前術後の注意事項を伝えるなど、手術前後にも行うことがあります。そんなケアを行うのも、看護師の大切な仕事となります。
精神ケアも大切な仕事
脂肪吸引の施術を受けるお客様は、手術前後に不安を抱えていることがほとんどです。そんなお客様の精神的なサポートをするのも、看護師の大切な仕事。
手術を前に心配しているお客様を安心させたり、術後のケアを丁寧にサポートしたりと、お客様が脂肪吸引によって安心してより美しくなれるお手伝いをする必要があります。
脂肪吸引で有名な美容外科クリニック
脂肪吸引をたくさん経験したい!という人は、脂肪吸引で有名な美容外科クリニックへの就職がおすすめです。業界の中でも有名なのが、東京・南麻布をはじめ、横浜、名古屋、大阪、福岡にクリニックがある「ザ・クリニック」。先述のふくらはぎの施術をはじめ、痛みが少なく仕上がりが美しい脂肪吸引を行う美容外科クリニックとして、業界の中でも高い信用があります。そのため脂肪吸引の手術も多く、たくさんの施術経験をすることができます。
(参考:THE CLINIC 施術紹介)