大手の美容外科には、「受付カウンセラー」というカウンセリングに特化した専任の担当者がいます。小さな美容外科の場合は、その仕事を看護師が担当することもあります。一体どのような仕事を行っているのでしょうか。美容外科には欠かせない「受付カウンセラー」について、詳しくご紹介します。
美容外科の受付カウンセラーとは
美しくなりたいと美容外科の門を叩いた人が、最初に接するのが「受付カウンセラー」です。一体どのような仕事をしている人なのでしょうか。
受付カウンセラーは、美容外科の顔
受付カウンセラーの仕事は、①美容外科を訪れた人の受付 ②問い合わせ等の電話・メール対応 ③来院者のカウンセリング ④医師による診療の補助 ⑤料金の説明や会計 など、多岐に渡ります。カウンセラーとしての接客が仕事の大半ですが、施術という「商品」を説明販売する営業としての顔、会計業務やローン書類の作成などを行う事務職としての顔も持ち合わせます。
美容外科を訪れたお客様は、この受付カウンセラーと最も多く接することになります。いわば、美容外科の顔とも言える仕事なのです。
どんな人が向いているの?
小さな美容外科では看護師が兼務している場合もありますが、大手の美容外科では、専任の受付カウンセラーがいるケースがほとんど。受付カウンセラーに歓迎される経歴は、エステティシャンや美容部員などの美容業界経験者や、業種は違っても営業や接客の経験がある人です。お客様に商品の説明をして納得して契約してもらうこと。美容業界や営業の経験があれば、スムーズに馴染める仕事です。ただし、それらの経験がない人でも、美容医療に興味があり、やる気が伝われば、受付カウンセラーとして採用される可能性も大いにあります。
受付カウンセラーの仕事
上記のように、様々な業務がある、受付カウンセラーの仕事。具体的な内容を確認してみましょう。
①来院したお客様のカウンセリング
予約をしたお客様が来院したら、受付をして、カウンセリングブースに案内をします。お客様の話をしっかりとヒアリングし、どんな希望を持って来院しているのかを確認します。お客様が望んでいることがしっかり理解できたら、施術方法や施術にかかる費用、施術の実例などを説明します。
②電話・メール対応
受付業務の一環で、電話対応を任される場合もあります。最近はインターネットでの予約や問い合わせもありますが、直接の電話問い合わせもまだまだ多いようです。お客様にとってはこの電話が、美容外科とのファーストコミュニケーションの場合もあります。時には、クレームの電話を受けることもあります。いずれにしても、真摯な態度で、丁寧な対応が必要となります。
③ドクターのカウンセリング補助
お客様が望んでいても、医療的観点から、治療が難しい場合があります。本当にお客様がその施術を受けることができるのかは、ドクターがカウンセリングを通じて判断します。もし施術が受けられないと判断された場合には、なぜ受けられないのかを説明したり、代替案を提案したりします。
④施術に伴い説明や手続きを行う
施術を受けるために必要な手続きや説明を行います。必要書類に記入してもらったり、当日必要なものや施術に対しての注意を行ったりします。施術内容によっては、施術前後に重要なNG行為があるケースもあります。安全に施術が受けられるように、しっかりと注意を促すのも受付カウンセラーの重要な仕事です。
⑤会計業務を行う
施術に対しての見積りや請求も、受付カウンセラーの仕事です。お金はトラブルになりやすいので、扱う時は細心の注意が必要です。また、お客様の中には分割払いを利用する人もいます。そういった方へのメディカルローンの案内や手続きも、受付カウンセラーが行います。
(参考:受付カウンセラーという仕事)