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専門看護師になるには?資格取得からメリットまでカンタン解説!

高齢化が進む日本で、今必要とされているのが、専門看護師の資格を持つ看護のスペシャリストです。難関な資格と言われていますが、一体どのような資格で、取得するにはどうすれば良いのでしょうか。また、資格を取ると何かメリットはあるのでしょうか。詳しくご紹介いたします。

専門看護師って?

 
専門看護師とは
日本看護協会によると、専門看護師制度は、
“複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術を深めた専門看護師を社会に送り出すことにより、保健医療福祉の発展に貢献し併せて看護学の向上をはかることを目的”
として制定された資格です。
取得難易度が高い資格のため、2017年の時点で全国に2,104名しか取得者がいない貴重な資格です。医療現場のエキスパートとして活躍が期待されている、今注目の資格なのです。
 
専門看護師の役割
 
認定看護師には、以下の6つの役割があります。
①実践:個人、家族及び集団に対して卓越した看護を実践する。
②相談:看護者を含むケア提供者に対しコンサルテーションを行う。
③調整:必要なケアが円滑に行われるために、保健医療福祉に携わる人々の間のコーディネーションを行う。
④倫理調整:個人、家族及び集団の権利を守るために、倫理的な問題や葛藤の解決を図る。
⑤教育:看護者に対しケアを向上させるため教育的役割を果たす。
⑥研究:専門知識及び技術の向上並びに開発を図るために実践の場における研究活動を行う。
これらの役割を担い、患者やその家族のケアを行うだけでなく、医療看護現場でのサポート業務も行うのが認定看護師の重要な仕事です。
 
専門看護師の専門分野
 
2016年12月の時点で、専門看護師には以下の13の専門分野があります
 
①がん看護
②精神看護
③地域看護
④老人看護
⑤小児看護
⑥母性看護
⑦慢性疾患看護
⑧急性・重症患者看護
⑨感染症看護
⑩家族支援
⑪在宅看護
⑫遺伝看護
⑬災害看護
資格の取得を検討している時は、自分がどの分野で活躍したいかを十分に精査してから仕事に取り組むことが大切です。

専門看護師の資格取得方法

医療現場のエキスパートである専門看護師。資格を取得するためには、どのような方法があるのでしょうか。また、資格取得にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
 
専門看護師になるには

専門看護師になるためには、いくつかの条件があります。

  • 勤務経験が通算5年以上あること
  • ①のうち、取得を希望する専門分野での実務経験が通年3年以上あること
  • 看護系大学院で、日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位(総計26単位または38単位)を取得すること

 
これらの条件を満たしたところで、認定審査に進みます。認定審査は書類審査と筆記試験が行われます。無事に審査に合格すれば専門看護師認定証が交付され、めでたく専門看護師となるのです。
 
資格を取得するメリット
 
資格取得まで、なかなかハードルが高い専門看護師の資格ですが、取得をすると以下のようなメリットがあります。
 
 ●高度な専門知識と技術が身に付く
専門看護師になるために特定の分野を専門的に学ぶことで、その分野のスペシャリストと呼ばれるレベルの高いスキルと知識が身に付きます。看護師としての強みが欲しい、専門分野でスキルアップしたいという人にぴったりです。
 ●昇進や昇給に有利になる
看護師の中でも特別な存在である専門看護師。当然、重要なポジションに就いて活躍する機会も多くなります。また、資格取得で別途手当がついたり、高給の転職先が見つかったりと、収入アップのチャンスも増えます。
 ●夜勤が減る、もしくは免除になる
専門看護師が活躍する機会は、主に患者さんの起きている日中です。そのため、専門看護師は夜勤が減少もしくは免除されることも多いようです。夜勤が体力的に辛くなって退職する看護師も多いため、夜勤のない専門看護師は年をとってからも活躍するための貴重なスキルと言えるでしょう。

勤務する上でも利点が多い専門看護師ですが、何よりも看護師としての「やりがい」を感じられる機会が増えることも大きなメリットです。

(参考:専門看護師・認定看護師・認定看護管理者

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