美容クリニックで働く看護師は、どのような志望動機を持って入職したのでしょうか。志望動機は人それぞれですが、今回は今人気の美容クリニックに入職した方の志望動機の傾向と考え方をご案内します。
経歴によって違う美容クリニックの志望動機
美容クリニックに入職する看護師は、看護学校を卒業して美容クリニックに就職する場合と、一般の病院で働いてから転職する場合の2パターンあり、それぞれの志望動機は大きく異なります。
看護学校からの入職の場合、美容クリニックへの憧れや、美への探求心などが志望動機として挙げられます。美容クリニックは今や大変な人気の職業なので、美容の看護師になるために学校で学んできたという人が多くいます。当然、臨床経験がないため、憧れや希望を述べて入職するケースが多いようです。
違う診療科や一般の病院で働いてから転職する場合は、実際に働いて感じたことを志望動機にする人が多いようです。
実務を通じて本当にやりたいことが見つかった経緯を話したり、自分の力や知識を活かせるといった、より踏み込んだきっかけによって美容クリニックを志望する人も多いように思います。
志望動機の考え方
一般企業においても、憧れや夢を語るだけでは内定をもらえません。現状を理解した上で、自分の気持ちをアピールすることが重要です。
例えば、入院患者がいる一般の病院では、夜勤や残業が当たり前で、看護師は心身ともに疲弊していくような現実があります。
その経験を踏まえて、「自分は長く活き活きと仕事がしたい」と考えたり、先生の介助ばかりの一般病院ではなく「自分の手でより多くの人に施術を行い、美しくなってもらいたい」などの思いは立派な志望動機になります。
多くの看護師にとって人気のある美容クリニックは、競争率も高く、優秀な経歴を持っていてもなかなか入職できない場合もあります。
そのため、自己分析を行った上で何を考え、なぜ志望するのかを考えましょう。
ダメな志望動機のパターン
次に、失敗例からやってはいけない志望動機を学びましょう。
失敗でよくあるのが、「そのクリニックに入りたい動機」ではなく、クリニックの説明になってしまっていたり、社会貢献がしたい、成長したいなど、結局クリニックに入職して何がしたいのかわからないケースです。
美容クリニックの採用担当はいろいろな質問を通して、その人がクリニックに向いているか、活躍してくれる人物かどうかを判断します。美容クリニックは人気の職種なので多くの求職者が求人に応募し、採用担当は多くの求職者を面接しているので、志望動機の伝え方に失敗すると採用担当の印象に残らず、不採用になる可能性があります。
美容クリニックでどのように働きたいかなど志望動機を事前に固め、面接で採用担当に「是非、うちに来て欲しい!」と思ってもらえるように、事前準備をしっかりと行ってから臨みましょう。