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美容点滴と血液クレンジングで看護師が行う仕事内容とは

美容点滴とは、疲労回復や肌荒れ、老化などの症状を改善する栄養素を含んだ薬剤を注入するサプリメント医療です。身体に直接栄養を取り込むことにより、身体の内側からコンディションを改善する効果があります。 

点滴1回の所要時間は30分前後。仕事の休憩時間やちょっとした空き時間を利用して点滴を受けることができる手軽さ、比較的安価な料金で受けることができることが人気の理由です。

 日本で美容点滴が導入された頃は、芸能人やスポーツ選手が行うイメージがありましたが、現在では多くの美容クリニックで導入され、一般にも広く普及しています。 

美容点滴は、医師の指導により行う医療行為に該当するため、医師が常駐することのないエステサロン等では点滴を受けることができません。実際の点滴は医師または看護師が担当します。 

目的によって様々な種類があり、いくつかの栄養素を組み合わせて行うことも可能です。

 今回はこの美容点滴と血液クレンジングで看護師が行う仕事内容についてご紹介します。 

美容点滴の種類と看護師の役割

美容点滴では、肌の再生能力や新陳代謝を促すアンチエイジング効果のある「プラセンタ療法」、美白効果の高い「高濃度ビタミンC療法」、美肌の大敵となる疲労やストレスを緩和する「ニンニク注射(主成分:ビタミンB1)」などが人気です。

 身体に直接栄養素を注入していくため、同じ成分のサプリメントを内服するよりも体内での吸収率が圧倒的に高くなっています。 

看護師は、カウンセリングや点滴内容の説明に始まり、点滴が無事終了するまでの一連の業務を担当します。美容点滴では、重大な副作用は起こりにくいと言われていますが、使用する栄養素によっては、事前に血液検査を行い点滴可能かどうか確認する場合があります。

 血液クレンジングとは

美容点滴と並行し、血液クレンジング療法(オゾン療法)を行う美容クリニックも増えています。血液クレンジングは、体内に巡る血液を100〜200ml程度抜き取り、オゾンガスにより血液を活性化させた後、浄化された血液を体内に戻す治療法です。

 冷え性、むくみ、肩こり、偏頭痛、疲労回復、美肌などに効果が期待できます。美容点滴と同様、血液クレンジング療法は医療行為ですので、医師や看護師が感染症やバイタルの急激な変化などに十分注意しながら、治療を行う必要があります。 

1回の治療に要する時間は、30分前後です。採取した血液を専用のガラス容器に移し、医療用オゾンガスを加えていきます。そして、ガラス容器内でオゾンガスを溶かし、血液が鮮やかな色に変化するのを確認した後、血液を体内に戻していきます。

 治療後、患者は自分の血液を見ているだけで血圧が低下したり、めまいや立ちくらみを起こす人も少なくありません。リラックスして安心して治療を受けてもらえるよう、配慮していくことも看護師の大切な役割です。

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