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後輩指導にお悩みの方必見!看護師に必要なコーチング3つのステップ

先輩看護師には、「後輩看護師を指導するのが苦手」という人が多いようです。リクルートの調査によると、後輩を教育するのが苦手だと言った看護師は、何と80%にもなるのだとか! 今回はそんな後輩指導をスムーズにする、コーチング技術についてご紹介します。
 

コーチングとは?

 
教育には様々な手法がありますが、最近では新人教育に【コーチング】を利用する企業が多いようです。コーチングとはそもそもどんなものなのでしょうか。また、看護師がコーチングを導入することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
 
そもそもコーチングって?
 
そもそも、コーチングとはどのような教育手法なのか、ご存じですか? 教育手法として一般的なのは、【ティーチング】という手法です。これは、教える人から教わる人へ情報を伝える手法で、知識や技術の伝達を一方通行で行います。一方のコーチングは、教わる側の自主性を重んじ、教える側とコミュニケーションをとりながら行われます。ただ一方通行で教えるだけではなく互いに話をしながら教育を進めることで、教わる側のやる気と個々の能力を引き出し、成長を促すという教育手法です。
 
看護師がコーチングを利用するメリット
 
看護師の世界でも、プリセプター制度をはじめとして、コーチングを使った指導を行うクリニックが増えてきました。実は、看護師の教育にコーチングを行うことは、後の業務に大きなメリットがあるのです。
クリニックでのミスの大きな原因の一つに、院内のコミュニケーション不足が挙げられます。一方、コーチングの基本は、コミュニケーションです。教育手法にコーチングを行うことで、先輩も後輩もこのコミュニケーション能力が向上し、結果、院内のコミュニケーション量も増えるというわけです。
また、コーチングを行うことにより、そこに信頼で結びついた人間関係が生まれます。すると、離職などの原因となりがちな人間関係のトラブルを大きく減らすことができるのです。
 
 

先輩看護師は必見!コーチング3ステップ

それでは、看護師の業務において、先輩看護師はどのようにコーチングを導入すればよいのでしょうか。一般的なコーチングの3ステップに当てはめながら確認していきましょう。
 
STEP1:問う
コーチングの最初のステップは、相手に問いかけることから始まります。例えば、後輩看護師が一度教えたことがある業務について、どうしたらいいか尋ねて来た時は最初から「こうでしょう?」と正解を教えてはいけません。まずは「何から始めたらいいと思う?」と問いかけます。すると、後輩看護師は、何から始めるべきかを自ら考えます。自ら考えて実行することにより、後輩看護師は一つ成長するのです。
 
STEP2:耳を傾ける
次のステップは、相手の話に耳を傾けることです。耳を傾けるとは、ただ相手の話を聞くだけではありません。意識を集中させ、相手の目をしっかりと見て、相手が話していることを聞き逃さないようにする必要があります。例えば、後輩看護師から仕事についての相談を受けた時はすぐに答えを出すのではなく、相手の話を最後まで聞いてみましょう。その上で、ステップ1の問いかけも利用しながら、一緒に答えを導き出すのです。
相手の話にしっかりと耳を傾けることで、信頼関係が生まれます。信頼関係は、看護師の仕事関係においても、とても重要なものです。きちんと耳を傾けて築き上げることで、人間関係も円滑にしてくれます。
 
STEP3:共感する
最後のステップは、共感することです。相手が考えていること、行っていることを、自分の事のように感じてみましょう。例えば、これまでうまくいかなかったことが出来るようになったら、自分のことのように一緒に喜びましょう。何度教えてもで出来ないことは、一緒に悩みながら解決方法を考えましょう。
共感力は、後輩指導以外にも看護師業務で役立ちます。例えば患者様とのカウンセリングで、患者様が不安に思っていることを共感することにより、患者様から信用を得られます。そして、患者様との間にも信頼関係を生み出すことができるのです。
 

最後に

いかがでしたでしょうか?【コーチング】は決して難しいものではありません。
「教えるのが苦手・・・」「どう指導してよいかわからない・・・」という先輩看護師の方は、
是非、コーチングを導入してみてください。後輩育成はもちろん、自分自身の成長に繋がる機会になるでしょう。

(参考:看護師が後輩指導に悩んだ時に知っておきたいコーチング技術について) 

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