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医療従事者のコミュニケーション総集編!多忙な看護師は要注意です。

看護師を含めた医療従事者にとって、なくてはならないのがコミュニケーション能力共に働く医師や看護師・スタッフはもちろん、日々訪れる患者様とのコミュニケーションがとても大切になります。実は、多忙な看護師ほど、コミュニケーションに問題が起こる可能性もあります。間違ったコミュニケーションは、重大な医療事故につながってしまう可能性も……あなたのコミュニケーションは、大丈夫ですか? 今回は医療の現場でとても大切な【医療従事者のコミュニケーション】についてご案内します。
 

コミュニケーションはなぜ大切?


まずは、医療現場におけるコミュニケーションの大切さから、改めて確認しておきましょう。

医療現場で、なぜコミュニケーションが必要なのか

医療の現場では、医療従事者同士や医療従事者と患者様間で、常に情報が行き交っています。その中には、人命に関わる重要な情報も多く存在します。曖昧な情報や間違った解釈が伝達されていたり、逆に重要なことが伝えられていなかったりすると、重大な医療事故につながってしまうことも。医療現場では、日ごろから綿密なコミュニケーションを取りあい、報・連・相を徹底する必要があります。

コミュニケーションが生み出すチームワーク

医療現場において、チームワークは特に大切なことです。患者様を1人の看護師やスタッフが最後まで看ることは難しいですよね。つまり、医療現場ではチームで1つの仕事を完成させることがほとんどです。
そして、良いチームワークを生み出すのがコミュニケーションです。情報を共有し、問題を解決し、より良い仕事ができるように、日ごろから医師・看護師・スタッフ同士が良好な関係を築いておくことが大切です。
 

多忙な人ほど要注意!間違ったコミュニケーション

 
では、実際にどのようなコミュニケーション行為が危険なのでしょうか。また、間違ったコミュニケーションを是正するにはどうしたらよいのでしょうか。注意すべきコミュニケーションパターンと対策をご紹介します。

理解したつもりになる
相手の話をきいて、一度で完璧に相手の意図を理解するのは、なかなか難解なことです。
聞き直すのも悪いから……と、一度話を聞いただけで理解したつもりになるのは間違ったコミュニケーションになります。話の意図を理解するためにも、相手の話を最後までしっかりと聞き、大切なところは「こういうことですね」と復唱確認していくコミュニケーションが大切です。不明点はその場でしっかりと確認する習慣を心掛けましょう。

確認をしないで行動を起こす
通常の仕事以上に、確認が大切になる医療現場。
きちんと確認しないで行動を起こすと、大変なことになってしまいます。
実際にあった医療事故では、医師が80mgの投薬を指示したのに、師長が80アンプル(1アンプル=10ml)とカルテに記入。看護師がカルテ通りに80アンプル投与し、患者様は2日後に死亡してしまいました。
このようなミスにおいても、投与する看護師が「80アンプルで間違いありませんか?」というコミュニケーション行動をすれば、防げたはずです。行動を起こす前には、必ず確認を行いましょう。

何でも自分でやってしまう
後輩の看護師に「これはどうしたらいいですか?」と聞かれて、「後で私がやっておく」と答えたことはありませんか?
実はこれ、コミュニケーションの上ではNG行動。
後輩の学ぶ機会を奪い、成長を妨げるだけでなく、相談しにくい環境を作り出してしまいます。また、こうして忙しくなることで、他の仕事をおろそかにしてしまい、ミスを招く可能性も。
特に他の人と違うことをしていないのに、自分だけが忙しいな、と感じたら、間違ったコミュニケーションをしていないかを疑ってみましょう。


(参考:看護師に大切なチームワークとは) 

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