なんとか入職が決まった美容クリニック。
せっかくなら人間関係も良好に、信頼される看護師を目指したいものです。
そこで今回は、信頼される看護師になる秘訣を考えてみました。
信頼される看護師とは
ところで、信頼される看護師というのは具体的にどんな看護師でしょうか。
医師から重要な仕事を任される看護師、仕事仲間から評価される看護師、来院された方から喜ばれる看護師、などなど形は様々です。
自分の思い描く理想の「信頼される看護師」を具体的に想像して、どうすれば実現できるかを考えてみましょう。
好き嫌いとは関係ない
気をつけておきたいのは、「好き嫌いの気持ち」と「信頼の気持ち」は全く別のものだということ。
もちろん、皆から好かれている人というのは信頼度も高いことが多いですが、中には仕事はバリバリできるけど人付き合いが苦手な人や、とても話しやすいけど仕事はあんまり……な人のように、好き嫌いと信頼できるかどうかが一致しない人もいるものです。
「あの人はいつも褒めてくれるから好き」「あの人は自分より仕事ができるから嫌い」などの感情と信頼は分けて考えましょう。
「ただの良い看護師さん」と「信頼される看護師」。その差はなんでしょうか?
信頼される看護師になるためには
信頼される看護師になるためには、信頼される人になることが何よりの近道。
信頼される人の特徴を押さえ、自分もそうするように心がければ、自然と信頼される看護師になっていけるはずです。
1. 責任感がある人
自分の仕事に対して強い責任を持ち、仕事仲間や来院された方に誠実に対応すると、自然と信頼されていくものです。期限や期日を守ることはもちろん、困ったことがあったら誰かに相談したり頼ったりして、トラブルを少しずつ解決していくのも仕事に対する誠実さの一つ。
間違っても、困ったままで放置して大きな問題になってしまうようなことのないようにしましょう。
2. 報告、連絡、相談ができる人
自分の仕事に対して責任を持って進めていれば自然と、誰かに結果を報告する、受け取った連絡を誰かに伝える、困ったことや迷ったことを相談する、というような機会が生まれるはずです。
報告を忘れれば結果を待っている人が困りますし、連絡を伝え忘れればミスにつながります。相談せずに適当に仕事を進めれば、あとから方向性が全然違うと発覚したりもするかもしれません。
こまめな報告、連絡、相談は信頼の秘訣です。
3. 人間関係を大事にする人
報告、連絡、相談をするには、職場の人と円滑な人間関係を結ぶ必要があります。
といっても、職場の人間全員と仲のいい友だちになろうというわけではなく、いざという時に助け合えたり、相談したりできる関係になりましょう、ということです。
仕事は、自分と仕事仲間、そして来院される方がいて初めて成り立つもの。
中には苦手な人もいるかもしれませんが、自然に意思の疎通ができる程度の関係を維持しておきましょう。
4. スキルや知識がある人
いくら話しやすくても、スキルのない人には大きな仕事は任せられません。
美容クリニックで医療ミスなんてことになれば、クリニックの信頼や存続にも大きく関わってきます。
同様に、施術の内容を知らない、知識のない看護師を信頼できるはずがありません。
日々スキルを磨き、知識を蓄えておくことも、信頼されるには必要な事なのです。
5. 相手の立場に立って考えられる人
さまざまな人と出会う美容クリニックでは、これから自分の顔にメスを入れようという来院される方や、困っている仕事仲間など、いろんな悩みを抱えた人にも出会います。
その時に、相手がどう接されたら安心できるか、心配事を打ち明けられるかを考え、人の心に寄り添うことも、信頼される看護師の条件と言えるでしょう。